米エネルギー長官候補、LNG生産や原子力発電の拡大主張
1月15日、トランプ米次期大統領がエネルギー長官に指名したクリス・ライト氏(60、写真)は、上院エネルギー委員会の指名承認公聴会で、液化天然ガス(LNG)や原子力発電を含む国内エネルギー生産の拡大が最優先課題だと語った。写真は公聴会での同氏。米ワシントンで撮影(2025 ロイター/Elizabeth Frantz)
Timothy Gardner
[ワシントン 15日 ロイター] - トランプ米次期大統領がエネルギー長官に指名したクリス・ライト氏(60)は、15日に開かれた上院エネルギー委員会の指名承認公聴会で、液化天然ガス(LNG)や原子力発電を含む国内エネルギー生産の拡大が最優先課題だと語った。
ライト氏は、採掘会社リバティー・エナジーの最高経営責任者(CEO)として執筆したリポートで、化石燃料が世界の貧困を終わらせる鍵を握っていると論じ、気候変動は「遠い将来の」脅威だとして重視しない考えを示している。
共和党が多数派の上院(100議席)で過半数の支持を獲得する見込みであり、承認されればリバティーを退職する。
ライト氏は「これまでの政権は、エネルギーを巨大な国家資産ではなく、負債と見なしてきた」とし「国際競争に打ち勝つためには、商業用原子力やLNGを含むエネルギー生産を拡大し、米国人のエネルギーコストを削減しなければならない」と続けた。
バイデン大統領は、LNG輸出の承認を一時停止し、連邦所有地での掘削に制限をかけた。それでも、米国のLNG輸出は2023年に過去最高を記録。米国は現在、他のどの国よりも高い割合で石油を生産している。
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