24年平均気温、産業革命以前から初の1.5度超上昇=EU機関
欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス(C3S)」は10日、2024年の地球の平均気温が産業革命以前よりも1.6度高く、初めて1.5度を超えたことを確認した。写真はロス近郊で発生した山火事。9日撮影(2025年 ロイター/Ringo Chiu)
[ブリュッセル 10日 ロイター] - 欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス(C3S)」は10日、2024年の地球の平均気温が産業革命以前よりも1.6度高く、初めて1.5度を超えたことを確認した。
C3Sのカルロ・ブオンテンポ所長は24年の各月が観測開始以来、最も暖かいかもしくは2番目に暖かい月だったと説明した。24年は観測開始以来、最も気温が高かった。過去10年で見ても、最も気温の高い10年だった。C3Sは気候変動によって地球の気温が現代では経験したことのない水準まで上昇していると指摘した。
化石燃料の燃焼による二酸化炭素排出が気候変動の主要因だ。各国政府は15年のパリ協定に基づき、より深刻な気象災害を回避するため、平均気温が1.5度を超えないよう努力することで合意した。ただこうした対応への政治的意思は一部の国々で弱まっている。20日に就任するトランプ次期米大統領は、気候変動をでっち上げだと主張している。
気候変動の影響は広がりを見せており、24年にボリビアとベネズエラでは大規模な火災が起こったほか、スーダンやスペインは大洪水に見舞われた。メキシコとサウジアラビアでは熱波のため数千人が死亡した。最近発生した米カリフォルニア州ロサンゼルス近辺での山火事でも少なくとも10人の死者を出し、1万棟近くが焼失した。
英イースト・アングリア大学の気候科学者マシュー・ジョーンズ氏は、気候変動の根本原因への取り組みが遅々として進まなければ、火災が発生しやすいような気象状況は増え続けると指摘した。
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