ニュース速報
ワールド

メキシコCPI、12月は前年比+4.21%に鈍化 利下げ継続観測強まる

2025年01月10日(金)10時53分

 メキシコ国家統計地理情報局(INEGI)が9日発表した12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.21%上昇した。写真は、メキシコ市のビル群。2024年12月、同市で撮影(2025年 ロイター/Tomas Bravo)

Natalia Siniawski

[9日 ロイター] - メキシコ国家統計地理情報局(INEGI)が9日発表した12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.21%上昇した。伸びは11月の4.55%から鈍化し、ロイター調査のエコノミスト予想(4.28%)を下回った。

コア指数は上昇したが、中央銀行が政策金利引き下げを継続するとの見方が強まった。

中銀のジョナサン・ヒース理事は「インフレ率が2023年10月に記録した4.26%を初めて下回った点で良いニュースだ」とXに投稿した。

変動の激しい食品とエネルギーを除くコア指数は前年同月比3.65%上昇し、伸びは前月の3.58%から加速した。エコノミスト予想は3.62%上昇だった。

パンテオン・マクロエコノミクスの中南米チーフエコノミスト、アンドレス・アバディア氏は、コアインフレ率の上昇は一時的とみられ、好天による食品価格下落を背景とする非コアインフレの鈍化が主因で総合インフレ率が下落したと指摘した。

中銀は先月、24年中5回目の25ベーシスポイント(bp)利下げを実施し、政策金利を10.00%とした。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

アングル:ファーストリテ株、業績好調でも下げ突出 

ビジネス

プラダ、ヴェルサーチ買収を検討=伊紙

ビジネス

良品計画が通期上方修正、一転して営業増益に 中国含

ワールド

パナマで運河巡り数百人が抗議デモ、トランプ氏発言に
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国の宇宙軍拡
特集:中国の宇宙軍拡
2025年1月14日号(1/ 7発売)

軍事・民間で宇宙覇権を狙う習近平政権。その静かな第一歩が南米チリから始まった

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分からなくなったペットの姿にネット爆笑【2024年の衝撃記事 5選】
  • 2
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」
  • 3
    ロシア兵を「射殺」...相次ぐ北朝鮮兵の誤射 退却も阻まれ「弾除け」たちの不満が爆発か
  • 4
    装甲車がロシア兵を轢く決定的瞬間...戦場での衝撃映…
  • 5
    トランプさん、グリーンランドは地図ほど大きくない…
  • 6
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 7
    古代エジプト人の愛した「媚薬」の正体
  • 8
    仮想通貨が「人類の繁栄と自由のカギ」だというペテ…
  • 9
    「ポケモンGO」は中国のスパイ? CIAの道具?...大人…
  • 10
    大河ドラマ『べらぼう』が10倍面白くなる基礎知識! …
  • 1
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵の遺族を待つ運命とは? 手当を受け取るには「秘密保持」が絶対
  • 2
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分からなくなったペットの姿にネット爆笑【2024年の衝撃記事 5選】
  • 3
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流行の懸念
  • 4
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 5
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 6
    装甲車がロシア兵を轢く決定的瞬間...戦場での衝撃映…
  • 7
    仮想通貨が「人類の繁栄と自由のカギ」だというペテ…
  • 8
    ザポリージャ州の「ロシア軍司令部」にHIMARS攻撃...…
  • 9
    「日本製鉄のUSスチール買収は脱炭素に逆行」買収阻…
  • 10
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊」の基地で発生した大爆発を捉えた映像にSNSでは憶測も
  • 3
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 4
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 5
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 6
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 9
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼ…
  • 10
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中