アングル:ファーストリテ株、業績好調でも下げ突出 ちらつくウエート調整
1月10日、ユニクロを展開するファーストリテイリングの株価が年初以降、突出して下げている。写真はユニクロの看板。2023年1月、都内にある店舗で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
Noriyuki Hirata
[東京 10日 ロイター] - ユニクロを展開するファーストリテイリングの株価が年初以降、突出して下げている。企業業績面では中国事業の弱さはあるものの、過去最高の営業利益をたたき出すなど好調を維持している。
ここまで売り込まれることに困惑する参加者が多い中、指摘されているのが季節的な需給要因だ。日経平均算出の定期見直し基準日が迫る中、同社株のウエート(構成比率)調整を通じて大規模な売りが出ることへの警戒感が、買いの手控えを招いている可能性がある。
同社の決算発表を経た10日の東京市場では、ファストリ株が一時7.8%安に下落。年初からの下げ幅は終値で約11%に及んだ。市場では「さすがに下げ過ぎではないか」(国内証券のストラテジスト)と困惑する声も聞かれた。日経平均への寄与がもっとも高いこともあり、この日は1銘柄で指数を328円押し下げた。同株の下落がなければ日経平均は90円弱の小幅な下落にとどまったとみることも可能だ。
野村証券の山岡久紘リサーチアナリストは9日付リポートで「事業ごとに見れば利益面でやや物足りない面もある印象ではある」と指摘。ただ「天候面の影響もあったとみられるほか、中国以外の海外にて順調な売り上げが続いている点にも鑑みれば、先行きを懸念する必要はないだろう」とみている。
それでも株価が大きく売られた背景の一つとして「日経平均のウエート見直しのリスクが意識されているのだろう。少なくとも買いにくさにはつながる」と、フィリップ証券の増沢丈彦・株式部トレーディング・ヘッドはいう。
同社株のウエートは、10日の終値ベースで11.03%に高まっている。1月末に控える日経平均算出の定期見直しでは、基準日に同社株のウエートがキャップ(上限)の10%を上回った場合、日経平均算出時に用いられる株価換算係数にキャップ調整比率0.9が設定されて指数に対するウエートが低下する。
この際、3月末には日経平均をベンチマークとするパッシブ連動資金でリバランスの売りが見込まれる。増沢氏の試算によると、その規模は4000億円弱に上る。ファーストリテは昨年7月末の基準日にウエートがキャップを初めて上回り、ウエート調整の対象となった経緯がある。
<東エレク株の下落、ウエート上昇に拍車>
ファーストリテ株は昨年末から軟調で、背景として、ウエート調整のリスクが「早々に意識された可能性がある」としんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンド・マネージャーはみている。12月27日には株価が5万4690円に上昇し、ウエートは12%に高まっていた。足元の株価は4万8700円付近に低下したが、ウエートはなお高い。
同社に次いでウエートの高かった東京エレクトロンの株価下落も影響しているとみられる。東エレクの株価は咋春のAI相場の際に4万0860円に上昇したが、足元では2万7000円程度と、大きく落ち込んでいる。東エレクのウエートは咋春に10%付近に高まっていたが、足元は6.80%に低下している。
仮に1月末の基準日にファストリのウエートがキャップを上回って0.9の調整比率を適用しても、同社株のウエートは10%前後への低下にとどまる。その次の基準日となる7月末に向けては「なおウエート調整のリスクがつきまとう可能性がある」(フィリップの増沢氏)との見方がある。
(平田紀之 編集:橋本浩)
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