原油先物、昨年10月以来の高値 寒波予報や中国の刺激策で
アジア時間6日の原油先物は昨年10月以来の高値で取引されている。 北半球の寒波予報や中国の景気刺激策が背景。写真はカナダのサスカチワン州で昨年9月撮影(2025年 ロイター/Todd Korol)
Florence Tan
[シンガポール 6日 ロイター] - アジア時間6日の原油先物は昨年10月以来の高値で取引されている。 北半球の寒波予報や中国の景気刺激策が背景
0125GMT(日本時間午前10時25分)現在、北海ブレント先物は0.15ドル(0.2%)高の1バレル=76.66ドル。先週末は昨年10月14日以来の高値で取引を終えた。
米原油先物は0.22ドル(0.3%)高の74.18ドル。先週末終値は昨年10月11日以来の高値だった。
中国は企業投資と消費拡大を促進するため、2025年に超長期国債による資金調達を大幅に増やす方針だ。国家発展改革委員会(発改委)当局者が3日の記者会見で明らかにした。
中国人民銀行(中央銀行)の金融政策委員会は12月27日に開いた四半期会合で、「適切な時期に」銀行の預金準備率と金利を引き下げる方針を示した。
ゴールドマン・サックスは、イランの生産量と輸出量が第2・四半期までに減少すると予想。トランプ次期米大統領による政策変更と制裁強化が見込まれることを理由に挙げている。イランの生産量は第2・四半期までに日量30万バレル減少し、同325万バレルになる可能性があるという。
米エネルギーサービス会社ベーカー・ヒューズの週間データ(3日までの週)によると、米国の石油リグ稼働数は1基減の482基だった。
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