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ブラジル、中国BYDへの労働ビザ発給停止 「奴隷」問題で

2024年12月30日(月)14時45分

 ブラジル外務省は27日、中国電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)のブラジル北東部バイア州工場建設現場で発覚した深刻な労働環境問題を受け、同社に対する労働ビザの発給を停止したと発表した。写真はバイア州カマサリの建設現場。26日撮影(2024年 ロイター/Joa Souza)

Lisandra Paraguassu

[ブラジリア 27日 ロイター] - ブラジル外務省は27日、中国電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)のブラジル北東部バイア州工場建設現場で発覚した深刻な労働環境問題を受け、同社に対する労働ビザの発給を停止したと発表した。

同現場を巡っては、中国人労働者163人が「奴隷のような状況」で作業を行っていることが判明したと、ブラジル労働検察庁が発表していた。労働者を雇用した建設業者の金匠集団は、指摘された労働環境について事実と異なると主張している。

ブラジルはBYDにとって最大の海外市場。同社はブラジル政府の決定に関するコメント要請に現時点で応じていない。

ブラジル法務省は27日、建設現場での不正が確認された場合、労働者の滞在許可を取り消す方針を示した。

関係者によると、法務省は労働当局の調査結果が公表される3日前の今月20日にすでに外務省に対し、BYDへの労働ビザ発給停止を要請していた。

ロイター
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