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中国産黒鉛に最大920%の関税を、米加業界団体が米国に要請

2024年12月19日(木)16時45分

 12月18日、米国とカナダの黒鉛生産会社が加盟する業界団体は、競合する中国企業の「悪質な貿易慣行」に対抗するため、最大920%の関税を課すよう米政府に要請した。 2023年1月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[18日 ロイター] - 米国とカナダの黒鉛生産会社が加盟する業界団体は18日、競合する中国企業の「悪質な貿易慣行」に対抗するため、最大920%の関税を課すよう米政府に要請した。

黒鉛は電気自動車(EV)の電池などに使われる。人工的に合成することも天然資源から加工することも可能。中国はどちらの種類でも最大の生産国で、今月米国向けの輸出規制を強化した。

American Active Anode Material Producersは米商務省と米国際貿易委員会(ITC)へ書簡を送り、「中国が天然黒鉛と合成黒鉛を米国に不当な価格で輸出していないか調査」し、追加関税を課すよう要請した。

中国の競合企業は、緩い労働・環境基準を利用して迅速に生産を拡大できると主張。大半の中国産黒鉛に課せられている25%の関税は「あまりにも低すぎる」ため、中国企業は容易に吸収できると指摘した。

ロイター
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