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EU、対ロシア制裁15弾を採択 中国企業や「影の船団」対象

2024年12月17日(火)07時45分

12月16日、欧州連合(EU)は16日、ロシアに対する第15弾の制裁措置を採択した。画像は、EU旗とロシア国旗に制裁の文字を重ねたイメージ。2022年2月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Julia Payne

[ブリュッセル 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)は16日、ロシアに対する第15弾の制裁措置を採択した。中国の企業などに対する一段と厳しい措置のほか、ロシアが石油取引にあたり西側の制裁回避に利用している「影の船団」への措置などが含まれている。

EUは今回の措置で、西側の規制を回避して石油、兵器、穀物などを輸送している疑いがある船舶52隻を制裁対象に追加。対象船舶は合計79隻になった。

また、84の個人と企業を制裁対象に追加。このうち7件が中国の個人、または企業となっている。欧州委員会は声明で、中国に関連する制裁対象について「EU制裁の回避を助長する1個人と2企業のほか、ロシア軍に機密性の高いドローン(無人機)部品など供給する4企業」が含まれていると説明した。

今回の中国関連の措置は初の本格的な制裁。外交筋によると、これまでの措置は包括的なものではなく、輸出管理に関連するもののみが対象だった。

このほか、ロシアのエネルギー部門の幹部のほか、北朝鮮の高官2人らも制裁対象とした。

ロイター
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