仏独スウェーデン、欧州委に電池産業支援求める 中国依存回避へ
11月28日、フランス、ドイツ、スウェーデンは、次期欧州委員会に対し、欧州におけるバッテリー生産産業を支援することで中国依存を回避するよう求めた。写真はスウェーデンのブッシュ産業相。米ニューヨークで9月撮影(2024 ロイター/David Dee Delgado)
Philip Blenkinsop
[ブリュッセル 28日 ロイター] - フランス、ドイツ、スウェーデンは28日、次期欧州委員会に対し、欧州におけるバッテリー生産産業を支援することで中国依存を回避するよう求めた。
同日開催される競争力関連の欧州連合(EU)閣僚会議に先立って発表した文書で、3カ国は欧州の電池企業について、公平でないグローバルな競争の場で規模を拡大するという共通の課題に直面していると訴えた。
その上で、EUは官僚主義を脱して承認プロセスを迅速化し、この分野の新しい企業が資金と市場を獲得するためのより良いルートをつくり、電池産業にさらなるEU資金を割り当てる必要があるとした。
スウェーデンのブッシュ産業相は会議前に記者団に対し「グリーン移行を成功させるためには、欧州のバッテリー部門を発展させ、適切な市場シェアを獲得する必要がある」と述べた。