イラン、英独仏と核協議へ 29日に次官級会合開催
イラン外務省は11月24日、英国、ドイツ、フランスの3カ国と29日にイラン核開発問題を協議する次官級会合を開くと発表した。写真はイランのペゼシュキアン大統領。10月24日、ロシアのカザンで代表撮影(2024年 ロイター)
[ドバイ 24日 ロイター] - イラン外務省は24日、英国、ドイツ、フランスの3カ国と29日にイラン核開発問題を協議する次官級会合を開くと発表した。
国際原子力機関(IAEA)の理事会は21日、イランに対してIAEAとの協力を早期に改善するよう求める決議を採択。イランは英独仏と米国が提案した同決議に反発し、ウラン濃縮用の新型遠心分離機を多数稼動させるなどの対抗措置を発表していた。
イラン外務省の報道官によると、協議には4カ国の外務次官が参加し、核問題のほか、パレスチナ自治区やレバノンなど地域の問題についても議論する。
共同通信は協議がスイスのジュネーブで開催されるとしている。また、イランのペゼシュキアン政権は、来年1月のトランプ次期米大統領就任前に、核協議の行き詰まり打開を目指す意向だと報じた。
米国はトランプ前政権時代の2018年にイラン核合意から離脱し、イランへの厳しい制裁を再開した。
イランとバイデン米政権は核合意再建に向け間接協議を行ったが合意に至っていない。