ポーランドの新米基地、核の危険性高める=ロシア外務省
11月21日、ロシア外務省のザハロワ報道官はポーランド北部に米軍が新たに開設した弾道ミサイル防衛基地について、核の危険性を高めると非難し、ロシアの標的になっていると述べた。ポーランド・レディコボの弾道ミサイル防衛基地で13日撮影(2024年 ロイター/Kacper Pempel)
[モスクワ 21日 ロイター] - ロシア外務省のザハロワ報道官は21日、ポーランド北部に米軍が新たに開設した弾道ミサイル防衛基地について、核の危険性を高めると非難し、ロシアの標的になっていると述べた。
基地はバルト海沿岸に近いレディコボに置かれ、13日に稼働を開始した。北大西洋条約機構(NATO)のミサイル防衛システムの一部で、短距離・中距離弾道ミサイルの迎撃が可能。
ザハロワ氏は、状況を不安定化させる米国とNATO同盟国による、戦略的分野における新たな挑発的行為だと非難した。「戦略的安定を損ない、リスクを増大させ、結果として核の危険性の全体的なレベルを高めることになる」と警告した。
「このような西側の軍事施設がもたらす脅威の性質と水準を踏まえ、ポーランドのミサイル防衛基地は長い間、優先的な目標となっている。必要に応じてさまざまな先進兵器を用いて破壊することが可能だ」と述べた。