ロシアと北朝鮮、チャーター便増便へ 平壌会合で合意=タス通信
北朝鮮とロシアの両国は、平壌での貿易、経済、科学技術に関する会合の後、協力に関する議定書に署名したと、北朝鮮の国営メディア朝鮮中央通信(KCNA)が11月21日に伝えた。写真左はプーチン大統領、右は金正恩氏。6月19日、平壌で代表撮影(2024年 ロイター)
[ソウル 21日 ロイター] - 北朝鮮とロシアの両国は、平壌での貿易、経済、科学技術に関する会合の後、協力に関する議定書に署名したと、北朝鮮の国営メディア朝鮮中央通信(KCNA)が21日に伝えた。詳細については触れなかった。
ロシアのタス通信は19日、ロシア天然資源省の発表を引用する形で、両国は会合後にチャーター便を増やすことで合意したと伝えた。増便するチャーター便は、北朝鮮に近いロシアの東部地域だけではなく、それ以外の地域のロシアの主要都市からも離陸する見込みだと報じた。
タス通信によると、ロシアと北朝鮮の間を移動した旅行者の数は今年1─9月は5000人を超え、その70%以上が飛行機を利用した。
KCNAは、コズロフ資源相が率いるロシア代表団は平壌を出発したと伝えた。コズロフ氏は18日に金正恩朝鮮労働党総書記と会談、協力拡大を確認した。代表団の訪問中、ロシアのプーチン大統領からの贈り物として、動物園の動物が北朝鮮に移送されたという。
北朝鮮とロシアは近年、外交・経済交流を活発化。6月にはプーチン氏が訪朝、両国は「包括的戦略パートナーシップ条約」を締結した。