ニュース速報
ワールド

タイ経済対策「デジタルウォレット」第2弾、来年1月に実行へ

2024年11月20日(水)11時28分

 19日、複数の政府高官が、タイ政府は国民全員に1万バーツ(289ドル)を配布する経済政策の第2弾を来年1月に実行すると明らかにした。写真は夕暮れのバンコク、2023年7月撮影(2024年 ロイター/ATHIT PERAWONGMETHA)

Kitiphong Thaichareon Orathai Sriring

[バンコク 19日 ロイター] - タイ政府は国民全員に1万バーツ(289ドル)を配布する経済政策「デジタルウォレット」の第2弾を来年1月に実行する。今回の対象者は400万人の見込み。複数の政府高官が19日明らかにした。

配布は9月に始まった。これまでに受け取った国民はおよそ3分の1となかなか実行スピードが上がらず、景気を劇的に上向かせる効果は発揮できていない。

ピチャイ財務相は、第2弾では優先的な支援が必要な60歳超の高齢者が対象になると説明。財務省高官は、旧正月前の来年1月下旬までには手元に届くだろうとの見通しを示した。

政府は19日に経済対策とともに債務減免措置も協議した。

ピチャイ氏によると、債務減免は返済延滞期間が最長1年までの借り手に適用され、対象の債務規模はおよそ1兆2000億-1兆3000億バーツになる。具体的には3年の利払いの猶予や元本削減などが含まれるという。

さらにピチャイ氏は、政府が低所得者向けに住宅面での支援策を計画していると述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米司法長官指名のゲーツ氏、買春訴訟記録に何者かがア

ビジネス

貿易収支10月は4カ月連続赤字、自動車輸出の不振を

ビジネス

WHO、KMバイオロジクス製エムポックスワクチンの

ワールド

トランプ氏、財務長官候補2氏と20日に面談=ブルー
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り捨てる」しかない理由
  • 2
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 3
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 4
    70代は「老いと闘う時期」、80代は「老いを受け入れ…
  • 5
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 6
    クリミアでロシア黒海艦隊の司令官が「爆殺」、運転…
  • 7
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 8
    なぜ今さら長射程ミサイル解禁なのか、ウクライナ戦…
  • 9
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 10
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国」...写真を発見した孫が「衝撃を受けた」理由とは?
  • 4
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 5
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 6
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
  • 7
    建物に突き刺さり大爆発...「ロシア軍の自爆型ドロー…
  • 8
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 9
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 10
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶり…
  • 5
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 8
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 9
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 10
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中