レバノンとヒズボラ、イスラエルとの停戦案に条件付きで合意
レバノンのベリ国民議会(国会)議長の政治補佐官アリ・ハッサン・ハリル氏は11月18日、ロイターに対し、レバノンと同国の親イラン武装組織ヒズボラがイスラエルとの停戦に向けた米提案に条件付きで合意したと明らかにした。写真は同日、イスラエル中部で、レバノンからバスと建物がロケット弾攻撃を受けた現場で警備と救助に当たる人々(2024年 ロイター/ Itai Ron)
[ベイルート 18日 ロイター] - レバノンのベリ国民議会(国会)議長の政治補佐官アリ・ハッサン・ハリル氏は18日、ロイターに対し、レバノンと同国の親イラン武装組織ヒズボラがイスラエルとの停戦に向けた米提案に条件付きで合意したと明らかにした。
レバノンが18日に駐レバノン米国大使に回答書を提出し、会談のためにアモス・ホフスタイン米大統領特使がベイルートを訪問中だと説明した。
イスラエルからのコメントは得られていない。
ハリル氏は「レバノンは前向きな雰囲気の中で(停戦を受け入れる条件となる)コメントを発表した」とし、より詳細については明言を避けた。2006年のヒズボラとイスラエルとの停戦の際、レバノンとイスラエルの国境と約30キロ離れたリタニ川に挟まれた地域でヒズボラが武装しないことを盛り込んだ国連安全保障理事会決議1701を踏まえて「私たちが提出した全てのコメントは、(国連)決議1701と全ての条項の正確な順守を確認するものだ」と補足した。
一方、イスラエルが停戦を受け入れない場合には「多くの問題が引き起こされる可能性がある」と警告した。