台湾代表と中国の習主席、あいさつは挙手のみ APEC首脳会議
11月16日、ペルーの首都リマで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席した台湾代表の林信義氏は記者会見で、各国の指導者が集まった際に中国の習近平国家主席と挙手であいさつを交わしたが、握手や会話はなかったと明らかにした。2022年8月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)
Eduardo Baptista
[リマ 16日 ロイター] - ペルーの首都リマで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席した台湾代表の林信義氏は16日の記者会見で、各国の指導者が集まった際に中国の習近平国家主席と挙手であいさつを交わしたが、握手や会話はなかったと明らかにした。
林氏によると、各国の指導者が部屋に集合しており、台湾は多くのAPEC加盟国と二国間の話し合いを行ったが、習氏との間では手を挙げてあいさつしただけだった。
半導体大手、台湾積体電路製造(TSMC)創業者の張忠謀(モリス・チャン)氏は2022年にタイの首都バンクで開催されたAPEC首脳会議に台湾代表として参加した際に習主席と言葉を交わした。張氏は23年もAPECに出席したが、このときには習氏と会話していない。
APEC首脳会議は台湾と中国がいずれも参加する数少ない国際会議の一つ。