原油先物は小幅下落、弱い需要見通しやドル高が圧迫
11月13日、原油先物価格はアジア時間序盤の取引で小幅下落している。写真はドイツのロイナにある石油精製所で2014年11月撮影(2024 ロイター/Axel Schmidt)
Katya Golubkova
[東京 14日 ロイター] - 原油先物価格は14日アジア時間序盤の取引で小幅下落している。弱い需要見通しやドルの堅調が相場を圧迫している。
北海ブレント先物は0.06ドル(0.08%)安の1バレル=72.22ドル。米WTI先物は0.13ドル(0.19%)安の68.30ドル。
米エネルギー情報局(EIA)は今年の米原油生産予想を日量平均1323万バレルに若干引き上げた。これは昨年の日量1293万バレルと当初予想の日量1322万バレルを上回る。
EIAはまた、今年の世界原油生産予測を従来の日量1億250万バレルから1億260万バレルに引き上げた。来年の世界生産量は、従来の1億450万バレルから1億470万バレルに引き上げた。
市場関係者は国際エネルギー機関(IEA)の石油市場リポートとEIAの米原油在庫統計に注目している。
オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)は「中国の需要見通しは引き続き弱く、センチメントの重しとなっている。米ドル高がコモディティーに逆風となっている」と指摘した。