トランプ氏、国家情報長官に元民主党下院議員ギャバード氏指名へ
11月13日、トランプ次期米大統領は、国家情報長官に元民主党下院議員のトゥルシ・ギャバード氏(43)を指名すると発表した。ペンシルベニア州ピッツバーグで4日撮影(2024年 ロイター/Jeenah Moon)
David Brunnstrom Matt Spetalnick
[ワシントン 13日 ロイター] - トランプ次期米大統領は13日、国家情報長官に元民主党下院議員のトゥルシ・ギャバード氏(43)を指名すると発表した。2022年に民主党を離党した同氏は、バイデン現政権のウクライナ支援など外交政策を厳しく批判してきた。
トランプ氏は声明で「トゥルシは、その輝かしいキャリアを象徴する勇敢な精神をわれわれの情報機関にもたらし、われわれの憲法上の権利を守り、力による平和を確保してくれるだろう」と述べた。
ギャバード氏が20年以上にわたり「米国の自由、全ての米国人の自由のために戦ってきた」と称えた。
同氏は情報収集活動の直接的経験がほとんどないため国家情報長官への起用はあまり予想されていなかった。
同氏はハワイ州兵の少佐として2004─05年にイラクに派遣された経歴があり、現在は米陸軍予備役の中佐。
20年大統領選でバイデン氏と民主党の候補指名を争って敗れ、その後バイデン氏の支持に転じた。しかし、離党後はバイデン氏や政権の批判を強め、保守派層から注目を集めるようになり、テレビやラジオで孤立主義的政策を支持し、人種差別など社会的不公正に高い意識を持つ「ウォークネス」に嫌悪感を示すコメントを発してきた。