カリフォルニア州知事、トランプ氏との闘いに向け臨時州議会を招集
米大統領選で共和党のトランプ前大統領が勝利したことを受け、米西部カリフォルニア州のニューサム知事(民主党)は11月7日、同州の価値観が脅かされるとして、12月2日に州議会を臨時招集すると発表した。6月27日、ジョージア州アトランタで撮影(2024年 ロイター/Marco Bello)
[7日 ロイター] - 米大統領選で共和党のトランプ前大統領が勝利したことを受け、米西部カリフォルニア州のニューサム知事(民主党)は7日、同州の価値観が脅かされるとして、12月2日に州議会を臨時招集すると発表した。
ニューサム氏は声明で、トランプ氏が「憲法違反で違法な連邦政策」を推し進めると予想。そうした政策がカリフォルニア州の住民に害を及ぼしたり、生殖に関する健康問題や気候変動などの分野で州法と対立したりすることになるとし、法廷で争えるよう臨時州議会を開いて州司法省の予算増加を検討すべきだとした。
ニューサム氏は「カリフォルニアでわれわれが有している自由が攻撃を受けている。われわれは座視しない」と訴えた。
同氏の説明によると、2017―21年のトランプ前政権中に、カリフォルニア州は政権の政策に異議を唱えるため120件を超える訴訟を起こした。
カリフォルニア州は伝統的に民主党が圧倒的に強く、5日の大統領選で同州では民主党候補のハリス副大統領が勝利した。