米下院選、共和が過半数まであと7議席 上院では民主との差広げる
米大統領選と同時に11月5日実施された連邦議会選は、上院(定数100、改選34)で共和党がさらに1議席を獲得したほか、下院(定数435)でも過半数を維持する可能性が高まっている。写真は東部ペンシルベニア州で当選確実と報じられた共和党のデーブ・マコーミック議員。6日、ピッツバーグで撮影(2024年 ロイター/Quinn Glabicki)
Andy Sullivan
[ワシントン 7日 ロイター] - 米大統領選と同時に5日実施された連邦議会選は、上院(定数100、改選34)で過半数を奪還している共和党がさらに1議席上積みしたほか、下院(定数435、全議席改選)でも過半数を維持する可能性が高まっている。
上院選では複数メディアが東部ペンシルベニア州で共和党のデーブ・マコーミック氏が民主党の現職ボブ・ケーシー議員を破り当選確実と伝えた。これで共和党は少なくとも53議席を確保した。アリゾナ州とネバダ州でも共和候補が接戦を制すれば、55議席に達する可能性もある。
下院選では共和党がこれまでに211議席を確保し、過半数まであと7議席と、勝利に近づいている。民主党が過半数を奪還するには、勝者が判明していない残り25議席のうち19議席を獲得する必要がある。
残る議席のうち11議席がカリフォルニア州となっている。同州は通常、開票に数日を要するため、下院の最終結果判明にはしばらくかかる可能性がある。
共和党は上院の過半数獲得により、トランプ次期大統領が指名する人事や判事の承認が可能になる。下院でも多数派を維持すれば、減税や移民の大幅制限といったトランプ氏の公約実現を後押しすることができる。