米大統領選、外国の干渉示す重大事案見られず=高官
11月5日、 米国土安全保障省傘下サイバーセキュリティー専門機関(CISA)の高官は同日投票が行われた大統領選で外国の干渉を示す重大な事案は起きていないと明らかにした。写真は同日、ニューヨーク・マンハッタンの投票所で撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)
[ワシントン 5日 ロイター] - 米国土安全保障省傘下サイバーセキュリティー専門機関(CISA)の高官は5日、同日投票が行われた大統領選で外国の干渉を示す重大な事案は起きていないと明らかにした。
CISA高官のケイト・コンリー氏は、米東部時間午後1時30分(日本時間午前3時30分)時点で選挙インフラに大きな混乱が生じた形跡はほとんどないと説明。「現時点で、選挙インフラの安全に影響を与えるような国家レベルの重大事案は確認していない」と記者団に述べた。
ただ、開票が進む中で警戒を緩めないよう国民に呼びかけた。「2つの狙いを持つ外国の敵対勢力がいる。一つは民主主義制度に対する米国民の信頼を損なうこと、もう一つは党派間の不和をあることだ」とし、今後数日、数週間にわたり、こうした狙いに絡むシナリオが見られるだろうと指摘した。
米連邦捜査局(FBI)は5日、大統領選で激戦州とされるジョージア州、ミシガン州、アリゾナ州、ウィスコンシン州の投票所にロシアから発信されたとみられる偽の爆破予告があったと発表した。一部の投票所では一時避難を余儀なくされた。