台湾、米大統領選で誰が勝利しても自衛の決意示す=国防部長
10月5日、台湾の顧立雄国防部長(国防相)は、米大統領選で誰が勝利しても台湾は自衛の決意を示さなければならず、台湾の経済安全保障と戦略的・地政学的立場の重要性を理解してもらわなければならないと述べた。台北で4月25日撮影(2024年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)
Ben Blanchard Yimou Lee
[台湾 5日 ロイター] - 台湾の顧立雄国防部長(国防相)は5日、米大統領選で誰が勝利しても台湾は自衛の決意を示さなければならず、台湾の経済安全保障と戦略的・地政学的立場の重要性を理解してもらわなければならないと述べた。
政府の立場は継続的な自衛能力強化だと記者団に説明。共和党候補のトランプ氏が返り咲いた場合に台湾が見捨てられることを懸念しているかとの質問に対しては「経済安全保障においても、台湾の戦略的・地政学的立場においても、台湾の重要な価値を世界に認識させるため、地域の平和と台湾海峡の安定を維持する姿勢を取っている」と答えた。
ロイターが確認した台湾安全保障に関する内部メモによると、中国は最近、選挙後に米国が台湾への支持を変える可能性が高いためとして、台湾が「捨て駒」になるのではないかとの懸念をあおる新たな宣伝戦を開始。その上でメモは「実際には、選挙結果にかかわらず、台湾支持はコンセンサスとなっている」としている。