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アラムコ、第3四半期は15.4%減益 配当は維持
2024年11月05日(火)16時23分
11月5日、サウジアラビア国有石油会社サウジアラムコが発表した第3・四半期決算は15.4%の減益だった。写真は同社のロゴ。2月、パリで撮影(2024年 ロイター/Benoit Tessier)
Yousef Saba
[ドバイ 5日 ロイター] - サウジアラビア国有石油会社サウジアラムコが5日発表した第3・四半期決算は15.4%の減益だった。原油価格の下落と精製マージンの低下が響いた。
ただ、四半期配当は311億ドルで維持した。
第3・四半期の純利益は276億ドル。同社がまとめた市場予想の中央値(269億ドル)を上回った。
配当には業績連動型配当108億ドルが含まれる。同社は昨年、業績に関係なく支払う基本配当に加え、業績連動型配当を導入した。
同社は今年の配当総額が1243億ドルになると予想している。うち431億ドルは業績連動型配当になる見通し。
サウジ政府はアラムコ株の81.5%近くを直接保有。同社からの配当金、ロイヤルティー、税金の支払いに大きく依存している。
サウジは他の石油輸出国機構(OPEC)プラス加盟国と減産に合意。現在、生産能力の約4分の3に相当する日量900万バレル前後を生産している。