中国政府関連ハッカー、トランプ氏顧問らの通話傍受=米紙WP
10月27日付の米紙ワシントン・ポスト(WP)は、中国政府と関係する複数のハッカーが、米大統領選の共和党候補であるトランプ前米大統領の選挙顧問といった米政界の人物らの電話音声を傍受したと報じた。写真はサイバーコードのイメージ。2017年5月撮影(2024年 ロイター/Kacper Pempel)
[ワシントン 27日 ロイター] - 27日付の米紙ワシントン・ポスト(WP)は、中国政府と関係する複数のハッカーが、米大統領選の共和党候補であるトランプ前米大統領の選挙顧問といった米政界の人物らの電話音声を傍受したと報じた。
米連邦捜査局(FBI)と米サイバーセキュリティー・インフラストラクチャー・セキュリティー庁(CISA)は25日、中国関係者による商業通信インフラへの無許可アクセスについて調査中だと明かしていた。
ロイターはトランプ氏の選挙戦陣営とFBIにコメントを求めたが、今のところ返信はない。
ワシントン・ポストは、ハッカーがトランプ氏選挙顧問のテキストメッセージなど、暗号化されていない通信へのアクセスにも成功したと報じている。顧問の名前は明らかにしていない。
ロイターは25日、中国のハッカーが、民主党候補のハリス副大統領の陣営関係者が使用する電話も標的にしたと報じた。複数のメディアは先週、トランプ氏と共和党副大統領候補のバンス上院議員も標的にされたと報じていた。