台湾輸出受注、9月は予想下回る前年比+4.6% 中国低迷
10月21日、台湾経済部(経済省)が発表した9月の輸出受注は、前年同月比4.6%増の537億9000万ドルと、予想を下回った。基隆の港で2015年10月撮影(2024年 ロイター/Pichi Chuang)
Faith Hung Emily Chan
[台北 21日 ロイター] - 台湾経済部(経済省)が21日発表した9月の輸出受注は、前年同月比4.6%増の537億9000万ドルと、予想を下回った。
人工知能(AI)関連製品の需要は引き続き堅調だったが、中国からの受注が減少した。
ロイターがまとめた市場予想は6.8%増、8月の実績は9.1%増だった。ただ、7カ月連続の増加となった。
経済部はAI、高性能コンピューティング、クラウドコンピューティングが好調で事業が拡大していると指摘。新しいアプリケーションが次々に登場し、半導体やサーバーの需要を押し上げるため、輸出受注の勢いが持続すると予想した。コンシューマー・エレクトロニクス製品の販売が季節的に好調な時期に入るとも指摘した。
経済部は10月の輸出受注を前年比1.2─5.0%増と予測。
9月の通信機器の受注は前年比7.0%増、電子製品は10.5%増だった。
ただ、中国からの受注は3.6%減(8月は2.6%増)だった。米国からの受注は8.3%増(同11.2%増)。
欧州からの受注は4.2%減(同8.3%増)。日本からの受注は9.8%増(同2.1%増)だった。