ブラジル大統領が訪ロ中止、軽い脳出血 BRICS会議はビデオ参加
10月20日、ブラジル大統領府は、ルラ大統領(78・写真)が新興国グループ「BRICS」の首脳会議に出席するためのロシア訪問を取りやめたと明らかにした。写真は6日、ブラジル・グアルリョスで撮影(2024年 ロイター/Carla Carniel)
Marcela Ayres
[ブラジリア 20日 ロイター] - ブラジル大統領府は20日、ルラ大統領(78)が新興国グループ「BRICS」の首脳会議に出席するためのロシア訪問を取りやめたと明らかにした。ルラ氏が自宅で転倒して後頭部を打ち、軽い脳出血を起こしているため、飛行機での長距離移動を一時的に避けるよう医師に助言されたという。
ルラ氏はテレビ会議方式で首脳会議に参加する。
医師によると、ルラ氏は19日に自宅で転倒した際に後頭部に裂傷を負い、軽い脳出血も起こしたため、数日は検査が必要な状況。ただ、通常の職務は遂行できるという。
ブラジル政府は、ビエイラ外相がブラジル代表団を率いて20日夜にロシアへ出発することになったと発表した。
BRICSは2009年、主要新興国のブラジル、ロシア、インド、中国によって設立された。その後、南アフリカやエジプト、エチオピア、イラン、アラブ首長国連邦(UAE)も加わった。