ハマス最高指導者後任、ガザ地区外から選出か シンワル氏殺害受け
10月18日、イスラム組織ハマスは、同組織の最高指導者シンワル氏が殺害されたことを受け、新たな政治指導者をパレスチナ自治区ガザ外から選出する可能性が高い。写真はハマスの元党首マシャアル氏。5日、ドーハで撮影(2024年 ロイター/Ibraheem Abu Mustafa)
[カイロ 18日 ロイター] - イスラム組織ハマスは、同組織の最高指導者シンワル氏が殺害されたことを受け、新たな政治指導者をパレスチナ自治区ガザ外から選出する可能性が高い。同地区におけるイスラエルとの戦争については、シンワル氏の弟であるムハンマド・シンワル氏が指揮するとみられる。専門家らが明らかにした。
ハマスが最高指導者を失うのはここ3カ月間で2度目となる。
ハマスは指導部の審議を行うにあたり、主要支援国であるイランの意向だけでなく、幹部の主な後継候補者全員が居住するカタールの利益も考慮する必要がある。
情報筋によると、ハマスの決定については、これまでの停戦交渉で仲介役を果たしてきたカタールのほか、他の湾岸アラブ諸国に事前に通知する必要があるという。
また、エジプトの国営新聞アル・アハラムの編集長、アブエルホール氏は「イランの承認がシンワル氏の後継者を決める上で鍵となる」との見方を示した。