トランプ氏の命狙う企ては戦争行為、米国がイランに警告=政府筋
米国はイラン政府に対し、トランプ前大統領を標的としたあらゆる陰謀をやめるよう求め、同氏の命を狙う企ては戦争行為とみなすと警告した。米政府高官者が14日明らかにした。写真は米ジョージア州サバンナで選挙演説を行うトランプ氏で9月に撮影(2024年 ロイター/Megan Varner)
Steve Holland
[ワシントン 14日 ロイター] - 米国はイラン政府に対し、トランプ前大統領を標的としたあらゆる陰謀をやめるよう求め、同氏の命を狙う企ては戦争行為とみなすと警告した。米政府高官者が14日明らかにした。
バイデン大統領はこうした脅威について定期的に報告を受けており、米国人に対するイランの陰謀に対処するよう指示したと述べた。
米政府高官らはイラン政府首脳にメッセージを送り、トランプ氏や元米高官に対する陰謀をやめるよう警告した。トランプ氏の命を狙う試みは戦争行為とみなすと伝たという。
米国家安全保障会議のサベット報道官は、トランプ氏らに対するイランの脅威を政府は安全保障上の最優先事項とみなしており、強く非難すると述べた。米国民を攻撃すれば「深刻な結果」を招くと強調した。
イランは米国への干渉を否定。1953年の首相に対するクーデターや2020年の米軍のドローン攻撃によるイラン軍司令官の殺害など、米国こそ数十年にわたってイランの内政に干渉してきたと指摘している。