ヒズボラ、イスラエルの攻撃阻止へ全ての取り組みを歓迎=報道官
レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラのアフィフ報道官は11日、ヒズボラにとり優先事項はイスラエルを軍事的に倒すことだが、侵攻の阻止につながる全ての努力を受け入れるという考えを示した。写真はレバノンで同日撮影(2024年 ロイター/Amr Abdallah Dalsh)
[ベイルート 11日 ロイター] - レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラのアフィフ報道官は11日、ヒズボラにとり優先事項はイスラエルを軍事的に倒すことだが、侵攻の阻止につながる全ての努力を受け入れるという考えを示した。
イスラエルとヒズボラの対立はここ数週間で激化しており、イスラエル軍はレバノン南部や首都ベイルート郊外、ベカー高原などを空爆しヒズボラの指導者多数を殺害しているほか、地上部隊をレバノン南部で展開している。一方、ヒズボラはイスラエル領内にロケット弾を発射し、応戦している。
同報道官はベイルート南郊での記者会見で、イスラエルの攻撃は「まだ始まったばかり」と強調。「われわれの最優先事項は敵を倒し、侵略をやめさせることだ。しかし、われわれの考えに合致する限り、攻撃を停止させるための内外の政治的努力は歓迎される」と述べた。
ベイルート南郊に武器が保管されていることについては否定し、イスラエルが時限爆弾を使いそれを装っていると述べた。また、避難者の早期帰還を約束した。