ハリケーン「ミルトン」がフロリダ州横断、勢力弱まる 竜巻発生
ハリケーン「ミルトン」は10月9日に米フロリダ州の西岸部に上陸した後、10日未明時点では州中央部を横断している。写真はミルトンが接近中のフロリダ州オーランドに掲揚された米国旗(2024年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)
Brad Brooks Leonara LaPeter Anton
[セントピーターズバーグ(米フロリダ州) 10日 ロイター] - ハリケーン「ミルトン」は9日に米フロリダ州の西岸部に上陸した後、10日未明時点では州中央部を横断している。竜巻が発生、家屋が破壊され、200万戸近くが停電した。
米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、ミルトンは5段階のうち3番目に強い「カテゴリー3」の勢力で9日の米東部時間午後8時半(日本時間10日午前9時半)にシエスタキー付近に上陸。
上陸時の最大風速は時速195キロだったが、10日未明には時速150キロに弱まり、「カテゴリー1」となった。
NBCニュースによると、東海岸のフォートピアスで、高齢者が暮らすコミュニティーで少なくとも2人が死亡した。同郡では17個の竜巻が発生、100戸の家屋が破壊されたとみられる。
NHCは、フロリダ州を横断する間はハリケーンの強さを維持するが、大西洋に抜けた後は徐々に勢力を弱める見通しとしている。