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ウクライナ軍「雇い兵」の米国人に禁錮約7年、ロシア裁判所

2024年10月08日(火)11時21分

 10月7日、ロシアの首都モスクワの裁判所は、ウクライナ軍の雇い兵として活動したとして、米国籍の男性(写真)に禁錮6年10月の判決を言い渡した。写真はビデオから。ロシアのモスクワで7日撮影、提供写真(2024 ロイター/Moscow City Court Press Service)

[モスクワ 7日 ロイター] - ロシアの首都モスクワの裁判所は7日、ウクライナ軍の雇い兵として活動したとして、米国籍の男性に禁錮6年10月の判決を言い渡した。法廷にいたロイター記者が伝えた。

捜査当局によると、男性は米ミシガン州出身のスティーブン・ジェームズ・ハバードさん(72)。2014年から住んでいたウクライナ東部ハリコフ州イジュムで領土防衛部隊に入り、月1000ドルを受け取っていたという。

国営メディアが伝えた検察当局の話によると、ハバードさんはロシアがウクライナに侵攻した22年2月に入隊し、その際に訓練や武器、弾薬が提供された。同年4月にロシア軍に拘束され、罪を認めているという。

ただ、親族はハバードさんが親ロシア的な考えを持っており、この年齢で武器を取るとは考えにくいとロイターに語っている。

ハバードさんの弁護士は記者団に対し、コメントを控えたが、ロシア通信(RIA)によると、判決を不服として上訴する方針という。

この日はロシア南西部ボロネジの裁判所でも、米国人で元海兵隊員のロバート・ギルマンさんが、先の暴行事件で服役中に刑務官と捜査官に暴行を加えたとして禁錮7年1月の判決を言い渡された。

ロイター
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