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ウクライナ、ロシア産ガス輸送延長せず スロバキア首相に伝達

2024年10月08日(火)00時16分

ウクライナのシュミハリ首相(左)は7日、東欧スロバキアのフィツォ首相(右)に対し、ウクライナ経由で欧州連合(EU)に天然ガスを供給する現行の協定が年末に期限を迎えた後は延長しないとの意向を伝えた。撮影(2024年 ロイター/Press Service of the Cabinet of Ministers of Ukraine/Handout via REUTERS)

[キーウ(キエフ) 7日 ロイター] - ウクライナのシュミハリ首相は7日、東欧スロバキアのフィツォ首相に対し、ウクライナ経由で欧州連合(EU)に天然ガスを供給する現行の協定が年末に期限を迎えた後は延長しないとの意向を伝えた。

ウクライナ当局者によると、ウクライナ西部のウジゴロドで行われた同首脳会談では、インフラ協力やエネルギー安全保障、ウクライナの和平計画への支援が焦点になったという。

シュミハリ首相はフィツォ首相との共同記者会見で、「ウクライナは、期限を迎えた後はロシア産ガス輸送契約を継続しないことを改めて表明する」とした上で、「ウクライナの戦略目標は、侵略者が戦争資金として利用する利益をロシアから奪うことだ」と言明した。

北大西洋条約機構(NATO)およびEUの加盟国でウクライナと国境を接するスロバキアは、ウクライナのNATO加盟には反対している一方で、ウクライナ経由のロシアから西側諸国への石油・ガス輸送の継続には強い関心を示している。

スロバキアの国営ガス供給事業者SPPは今月、ロシアの国営ガス会社ガスプロムとウクライナとの契約が年末に終了した後も、ウクライナ経由のガス輸送延長の確保に向け交渉を継続することを発表している。

ロイター
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