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ベトナム第3四半期GDPは+7.4% 輸出好調で2年ぶりの伸び

2024年10月07日(月)10時40分

 10月6日、ベトナム統計総局が発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比7.4%増加した。写真は2018年7月、ハイフォン港で撮影(2024年 ロイター/Kham)

Khanh Vu Phuong Nguyen

[ハノイ 6日 ロイター] - ベトナム統計総局が6日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比7.4%増加した。伸びは前期の7.09%(改定値)から加速して2年ぶりの高水準となった。好調な輸出と鉱工業生産、外国からの投資が先月の台風被害の影響を打ち消した。

ベトナムはサムスン電子など世界的に事業を展開している企業の生産拠点となっており、外国からの投資資金が着実に流入してきた。

統計総局は「世界の財の貿易は改善し、インフレ圧力は緩和し、金融環境は緩み続け、労働力の供給は増加する中、世界経済は安定化している」と説明した。

9月は輸出が前年同月比10.7%増加、鉱工業生産は10.8%増えた。

外国からの投資は今年1─9月期に前年同期比8.9%増の173億ドルとなった。

ベトナム北部は先月の台風の影響で混乱が続いている。台風の被害で300人超が死亡、電力供給は寸断され、工場での生産は停止に追い込まれた。当局は台風の被害を33億ドルと推計している。

一方、9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.63%上昇。小売売上高は7.6%増えた。

今年1─9月期の輸出は前年同期比15.4%増の2996億3000万ドル、輸入は17.3%増の2788億4000万ドル。この結果、貿易収支は207億9000万ドルの黒字となった。

ロイター
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