医薬品大手3社、鳥インフルワクチン増産で米政府から資金確保
10月4日、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)、仏同業サノフィ、豪バイオ医薬品大手CSLの3社は、鳥インフルエンザワクチンの増産に向け米政府から合わせて7200万ドルの資金を確保した。写真は鳥インフルエンザと書かれた試験管と卵のイメージ。昨年1月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)
[4日 ロイター] - 英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)、仏同業サノフィ、豪バイオ医薬品大手CSLの3社は、鳥インフルエンザワクチンの増産に向け米政府から合わせて7200万ドルの資金を確保した。米厚生省当局者が4日の会見で明らかにした。
CSLに3790万ドル、サノフィに2340万ドル、GSKに1050万ドルの資金が提供される。
これにより鳥インフルエンザワクチン供給量は2025年第1・四半期中に2倍以上増え、1000万回分がすぐに利用できるようになる。
3社はまた、鳥インフルエンザの流行株に合わせてワクチン原料を追加製造する。
CSLは最近、米政府から鳥インフルエンザワクチンの備蓄を4000万回分に増やす1億2140万ドル相当の契約を獲得した。
米政府のデータによると、3月以来、家畜や家禽の間で発生している鳥インフルエンザはこれまでに14州で254余りの群れで感染が確認され、人への感染も報告されている。