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EUの防衛産業活性化計画、目標達成できない恐れ 監視機関が指摘

2024年10月04日(金)11時53分

 10月3日、欧州連合(EU)が防衛産業を活性化させる計画について、域内の歳出を監視する機関は3日、目標を達成できない可能性があるとの見方を示した。写真はドイツのエッカーンフェルデにあるドイツ海軍の訓練場で昨年2月撮影(2024 ロイター/Fabian Bimmer)

[3日 ロイター] - 欧州連合(EU)が防衛産業を活性化させる計画について、域内の歳出を監視する機関は3日、目標を達成できない可能性があるとの見方を示した。

EUの執行機関である欧州委員会は今年3月、15億ユーロ(16億5000万ドル)の予算で、加盟各国が域内企業から共同で武器を購入することを促進し、防衛産業を活性化させるための案を発表した。

欧州委員会の提案は承認されれば2026年から27年にかけて実施される予定で、防衛分野への投資促進に向けたEUで最も注目度の高い取り組みとなる。

ただ、欧州監査院は意見書の中で、このプログラムへの資金拠出は「明記された目的に見合っていない可能性がある」と指摘。「EUの限られた資源がEUレベルで測定可能な効果をもたらさない可能性のある幅広いプロジェクトに分散される恐れがある」とした。

ロイター
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