インドと米国、重要な鉱物資源の供給網強化で合意
10月3日、インドと米国は、電気自動車(EV)やクリーンエネルギーに使用されるリチウムやコバルトといった重要鉱物のサプライチェーン(供給網)を強化するため協力することで合意した。写真はインドのゴヤル商工相。スイス・ダボスで2022年撮影(2024年 ロイター/Arnd Wiegmann)
David Lawder
[ワシントン 3日 ロイター] - インドと米国は3日、電気自動車(EV)やクリーンエネルギーに使用されるリチウムやコバルトといった重要鉱物のサプライチェーン(供給網)を強化するため協力することで合意した。
米ワシントンを訪問中のインドのゴヤル商工相とレモンド米商務長官が協定に署名した。
商務省は声明で、協定は両国のこの分野における強靭性を構築することを目的としていると説明した。
声明は「重点分野には、米国とインドの重要鉱物の探査や抽出、加工、精製、リサイクル、回収の互恵的な商業開発を促進するための機器、サービス、政策、ベストプラクティスの特定が含まれる」としている。
調印後にワシントンの戦略国際問題研究所で講演したゴヤル氏は協定について、グリーンエネルギーを促進するためのオープン・サプライチェーンや技術開発、投資の流れを含む多次元的なパートナーシップだと説明した。
また、米国とインドは、アフリカや南米の鉱物資源が豊かな国など第三国も関与させる必要があると述べた。