ニュース速報
ワールド

レバノンの経済回復見通し「著しく」減退、中東紛争激化で=S&P

2024年10月03日(木)23時50分

格付け会社S&Pグローバルは3日、すでに脆弱なレバノン経済の回復見通しが「著しく弱まった」との見方を示した。2018年12月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

[ロンドン 3日 ロイター] - 格付け会社S&Pグローバルは3日、すでに脆弱なレバノン経済の回復見通しが「著しく弱まった」との見方を示した。イスラエルとイスラム教シーア派組織ヒズボラの紛争激化、およびイスラエルによるレバノンでの軍事行動が理由。

レバノンでの戦闘と攻撃の激化は来年まで続く公算が大きく、国内の他の地域にも広がる可能性があると指摘した。

S&Pはプレスリリースで「人命の損失やインフラの被害、戦争による財政支出の増大、ヒズボラの弱体化に伴う政治情勢の変化は、レバノン経済に深刻な圧力をかけるとみられる」と言及。「経済・金融改革のほか、財政・対外収支の長期的な回復もさらに遅れるだろう」と述べた。

S&Pはレバノンの外貨建て債務格付けを「選択的デフォルト(債務不履行)」としている。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日銀、金利を段階的に引き上げるべき インフレデータ

ビジネス

米製造業新規受注、8月は前月比0.2%減 予想外の

ビジネス

米大統領「労使交渉に進展」、東海岸港湾スト3日目に

ワールド

イスラエル、レバノン南部で避難指示拡大 各国は自国
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:大谷の偉業
特集:大谷の偉業
2024年10月 8日号(10/ 1発売)

ドジャース地区優勝と初の「50-50」を達成した大谷翔平をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    【独占インタビュー】ロバーツ監督が目撃、大谷翔平が「花開く」瞬間...「彼はロボットではなくチームメイト」
  • 3
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 4
    サッカーユニから胸を「まる出し」、下は穿かず...人…
  • 5
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 6
    大谷翔平をベーブ・ルースやテッド・ウィリアムズな…
  • 7
    8日間のはずが8カ月に...宇宙飛行士の「足止め騒動」…
  • 8
    アラスカ上空でロシア軍機がF16の後方死角からパッシ…
  • 9
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
  • 10
    「カジュアルな装い」で歩くエムラタが、通りすがり…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 3
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ日本の伝統文化? カギは大手メディアが仕掛ける「伝検」
  • 4
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 5
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
  • 6
    ワーテルローの戦い、発掘で見つかった大量の切断さ…
  • 7
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 8
    【クイズ】「バッハ(Bach)」はドイツ語でどういう…
  • 9
    欧州でも「世紀の豪雨」が町を破壊した...100年に1度…
  • 10
    南洋のシャチが、強烈な一撃でイルカを「空中に弾き…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 3
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 4
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 5
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 6
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 7
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 8
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組…
  • 9
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 10
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中