韓国、自国民退避で中東に軍用機派遣へ

１０月２日、 韓国の尹錫悦大統領（写真）は中東情勢の緊迫化を受け、イスラエルなど中東地域から自国民を退避させるため軍用機を派遣するよう指示した。城南で１日代表撮影（２０２４年　ロイター）

［ソウル　２日　ロイター］ - 韓国の尹錫悦大統領は２日、中東情勢の緊迫化を受け、イスラエルなど中東地域から自国民を退避させるため軍用機を派遣するよう指示した。

尹氏は、国家安全保障顧問や経済顧問との会議で、中東地域に在留する自国民の安全が最優先で、必要な全ての措置を講じなければならないと述べた。エネルギー供給、貿易、サプライチェーンへの影響について、迅速だが慎重な対応を求めたという。

韓国外務省は１日、イスラエルとレバノンにいる自国民に対し、あらゆる手段を使って直ちに退避するよう呼びかけた。

２０２３年の政府データによると、イスラエルには永住権保持者やイスラエルのパスポート保持者を含め５７２人、レバノンには２１４人の韓国人が在留している。