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キプロス、中東からの退避で第三国支援の用意

2024年10月02日(水)14時41分

 10月2日、キプロス政府報道官は、中東地域から退避する第三国の国民がキプロス経由で安全に避難できるようにするメカニズムを全面的に作動させたと明らかにした。1日のベイルート南部の模様(2024年 ロイター/Amr Abdallah Dalsh)

[ニコシア 2日 ロイター] - キプロス政府報道官は、中東地域から退避する第三国の国民がキプロス経由で安全に避難できるようにするメカニズムを全面的に作動させたと明らかにした。

現時点で大規模な民間人退避のためにキプロスの支援を要請した国はないが、ここ数日にキプロス経由の人員移動などを支援したという。

報道官は「状況を注視し、動向に応じて退避活動を支援する用意が完全にできている」と述べた。

2006年にイスラエルとレバノンの親イラン武装組織ヒズボラによる大規模な交戦があった際には、レバノンから6万人近くがキプロス経由で退避した。

キプロスはレバノンから最も近い欧州連合(EU)加盟国で、航空機で約40分、船で10時間の距離にある。米英は先週、自国民退避の可能性に備えてキプロスに軍関係者を派遣する方針を示していた。

トルコも退避を支援する用意があるとしている。

ロイター
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