レバノン南部でヒズボラと激しい戦闘、イスラエル軍が発表
10月1日、イスラエル軍はレバノン南部に空挺部隊と特殊部隊による急襲を仕掛けて以降、イスラム教シーア派組織ヒズボラとの激しい戦闘が行われていると明らかにした。写真は攻撃を受けた後のベイルート南郊。同日、シンエルフィルから撮影(2024年 ロイター/Amr Abdallah Dalsh)
Timour Azhari
[ベイルート/ドバイ 1日 ロイター] - イスラエル軍は1日、レバノン南部に空挺部隊と特殊部隊による急襲を仕掛けて以降、イスラム教シーア派組織ヒズボラとの激しい戦闘が行われていると明らかにした。
軍はレバノン市民に対し、リタニ川の北部地域から南部地域へ車両で移動しないよう警告した。
レバノンでの作戦は30日夜に開始され、2週間前にパレスチナ自治区ガザから北部戦線に配備された精鋭第98師団が参加しているという。
一方、レバノンの安全保障関係者がロイターに語ったところによると、イスラエル軍部隊は夜間にレバノンに侵入。レバノン軍部隊は国境沿いの拠点から退いたという。レバノン軍報道官はこの動きについて、肯定も否定もしなかった。
また、ヒズボラは1日、イスラエルのメトゥーラに駐留するイスラエル軍を2度にわたり砲撃とロケット砲で攻撃したと発表。ただ、イスラエルがレバノンへの地上作戦を開始したことについては言及しなかった。