ニュース速報
ワールド

北朝鮮、米が「信じ難い過ち」 新たなウクライナ軍事支援巡り

2024年09月30日(月)12時12分

 9月29日、北朝鮮は、バイデン米大統領が80億ドル規模の対ウクライナ軍事支援を発表したことについて「信じ難い過ち」であり、核超大国であるロシアに対する火遊びだとの見解を示した。写真は金与正氏。ベトナムのハノイでの代表撮影(2024 ロイター)

[ソウル 29日 ロイター] - 北朝鮮は29日、バイデン米大統領が80億ドル規模の対ウクライナ軍事支援を発表したことについて「信じ難い過ち」であり、核超大国であるロシアに対する火遊びだとの見解を示した。北朝鮮は、ロシアに違法に武器を供給していると非難されている。

バイデン氏は26日、ウクライナのゼレンスキー大統領の訪米に合わせ支援を表明。攻撃力向上につながる射程距離の長いミサイルも含まれている。

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の妹である金与正氏は、米国がウクライナ紛争を助長し、欧州全体を核戦争の瀬戸際に追い込んでいると主張。

国営の朝鮮中央通信(KCNA)が伝えた声明で、「米国と西側諸国はロシアの真剣な警告を無視または過小評価すべきでない。核超大国であるロシアに対して行っている無謀な火遊びの結果に本当に対処できるのか」と述べた。

さらに、ゼレンスキー氏による軍事的冒険の継続を支援することは危険で無責任な賭けで、新たな軍事支援は「信じがたい過ちかつ愚行だ」と述べた。

ロシアのプーチン大統領は、通常兵器攻撃にも核兵器を使用する可能性があるとし、核保有国の支援による攻撃は共同攻撃と見なすと警告している。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

イタリア債務GDP比率、26年まで上昇続く見通し=

ビジネス

中国9月製造業・サービスPMI50割れ、景気刺激策

ビジネス

UBS会長、資本要件厳格化計画を批判 「競争力損な

ワールド

自民幹事長に森山氏、選対委員長に小泉氏=石破新総裁
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:羽生結弦が能登に伝えたい思い
特集:羽生結弦が能登に伝えたい思い
2024年10月 1日号(9/24発売)

被災地支援を続ける羽生結弦が語った、3.11の記憶と震災を生きる意味

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する「ロボット犬」を戦場に投入...活動映像を公開
  • 2
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッション」に世界が驚いた瞬間が再び話題に
  • 3
    南洋のシャチが、強烈な一撃でイルカを「空中に弾き飛ばす」瞬間を撮影...残酷で完璧な狩りのスキル
  • 4
    ワーテルローの戦い、発掘で見つかった大量の切断さ…
  • 5
    【クイズ】「バッハ(Bach)」はドイツ語でどういう…
  • 6
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 7
    「石破首相」を生んだ自民党総裁選のダイナミズムと…
  • 8
    キャサリン妃の「外交ファッション」は圧倒的存在感.…
  • 9
    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…
  • 10
    中国で牛乳受難、国家推奨にもかかわらず消費者はそ…
  • 1
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ日本の伝統文化? カギは大手メディアが仕掛ける「伝検」
  • 2
    キャサリン妃の「外交ファッション」は圧倒的存在感...世界が魅了された5つの瞬間
  • 3
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッション」に世界が驚いた瞬間が再び話題に
  • 4
    ワーテルローの戦い、発掘で見つかった大量の切断さ…
  • 5
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 6
    白米が玄米よりもヘルシーに
  • 7
    50年前にシングルマザーとなった女性は、いま荒川の…
  • 8
    メーガン妃に大打撃、「因縁の一件」とは?...キャサ…
  • 9
    中国で牛乳受難、国家推奨にもかかわらず消費者はそ…
  • 10
    レザーパンツで「女性特有の感染症リスク」が増加...…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 3
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 4
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 5
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 6
    中国の製造業に「衰退の兆し」日本が辿った道との3つ…
  • 7
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 8
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組…
  • 9
    「あの頃の思い出が詰まっている...」懐かしのマクド…
  • 10
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中