レバノン攻撃でハマス幹部も死亡、イスラエル攻撃が首都に波及
9月30日、イスラム組織ハマスは、レバノン南部でイスラエル軍の攻撃により幹部のアミン氏が死亡したと発表した。写真は同日、イスラエルの攻撃を受けたベイルート中心部の建物(2024年 ロイター/Louisa Gouliamaki)
[ベイルート 30日 ロイター] - イスラム組織ハマスは、レバノン南部でイスラエル軍の攻撃により幹部のアミン氏が30日に死亡したと発表した。イスラエル軍は30日、レバノンの首都ベイルート市内を初めて攻撃。パレスチナ解放人民戦線(PFLP)は首都攻撃で指導者3人が死亡したと明らかにした。イスラエルが連日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラに向けた激しい攻撃を繰り広げる中、ヒズボラ以外の反イスラエル勢力の要人が殺害され、情勢は緊迫の一途をたどっている。
ハマスによると、アミン司令官はレバノン南部ティールのパレスチナ人難民キャンプにある住居を狙った攻撃で妻や子どもとともに死亡した。
イスラエルはヒズボラが主に活動するレバノン南部とベイルートの南部郊外を攻撃してきた。30日はベイルートのコラ地区を攻撃し、PFLP指導者3人が死亡した。同地区で集合住宅の上階が攻撃されたという目撃情報もある。
イスラエルは29日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派のミサイル攻撃への報復として、イエメンのホデイダ港などフーシ派拠点を空爆したと発表した。イエメン当局によると、ホデイダ港では少なくとも4人死亡し、29人が負傷した。
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