ウクライナ東部の要塞都市、ロシア軍が攻撃開始
ロシア軍はウクライナ東部ドネツク州の要塞都市ブフレダルへの攻撃を開始した。ロシアの軍事ブロガーや国営メディアが明らかにした。ブフレダルは2022年の開戦以降、ロシア軍の攻撃に抵抗してきた。写真はロシア軍の空爆で被害を受けたブフレダルのアパート。昨年10月撮影(2024年 ロイター/Yevhen Titov)
[モスクワ 24日 ロイター] - ロシア軍はウクライナ東部ドネツク州の要塞都市ブフレダルへの攻撃を開始した。ロシアの軍事ブロガーや国営メディアが明らかにした。ブフレダルは2022年の開戦以降、ロシア軍の攻撃に抵抗してきた。
複数のオープンソースの地図によると、ロシア軍は8月にウクライナ東部で過去2年で最速のペースで進軍した。
ウクライナ出身で親ロシアの著名軍事ブロガー、ユーリ・ポドリャカ氏は「ロシアの部隊がブフレダルに入った。猛攻撃が始まった」と指摘。
ロシア国防省は、同国軍がブフレダルを含む一連の集落でウクライナ軍を撃破したと表明した。国営メディアはブフレダルが激しい砲撃と空爆に見舞われているとする映像を流した。
ウクライナは、ロシア軍が優勢かどうかには言及していないが、この地域で戦闘があったことを認めている。
ロシア軍は今月17日、重要な目標と位置付けるドネツク州の要衝ポクロウシクに近いウクラインスクを制圧。ブフレダルはポクロウシクの南80キロの地点にある。