各国首脳、クリーンエネへの投資呼びかけ 途上国は支援訴え
世界各国首脳は24日、気候変動対策として再生可能エネルギーへの投資を今よりもずっと増やすよう呼びかけた。写真はポルトガルのヴィアナ・ド・カステロ沖に浮かぶ洋上風力発電プラットフォーム。2021年9月撮影(2024年 ロイター/Violeta Santos Moura)
Valerie Volcovici Simon Jessop
[ニューヨーク 24日 ロイター] - 世界各国首脳は24日、気候変動対策として再生可能エネルギーへの投資を今よりもずっと増やすよう呼びかけた。また、発展途上国は温暖化対策を実施するための金融支援が必要だと訴えた。
ケニアのルト大統領は世界再生エネルギーサミットで演説し、2030年までにクリーンエネルギー容量を3倍にするという昨年の気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)での世界的な誓約の一環として、アフリカでの自然エネルギーへの投資を訴えた。
「アフリカは太陽光発電に最適な場所の60%を占めているにもかかわらず、再生可能エネルギーへの世界的な投資の50%以下しか受けていない」と指摘した。
バルバドスのモトリー首相は、化石燃料への補助金が再生可能エネルギーへの補助金を上回っているため、小国がクリーンエネルギー事業を進めるコストが高くなっていると述べた。