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トルコ大統領、国連でイスラエルを糾弾 「西側価値観は瀕死」
2024年09月25日(水)03時30分
トルコのエルドアン大統領(写真)は24日開催された国連総会での演説で、国連システムと西側諸国の価値観は死につつあると述べ、イスラエルへの厳しい批判を展開した。同日撮影(2024年 ロイター/Mike Segar)
[国連 24日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は24日開催された国連総会での演説で、国連システムと西側諸国の価値観は死につつあると述べ、イスラエルへの厳しい批判を展開した。
エルドアン氏はパレスチナ自治区ガザにおけるイスラエルの軍事作戦とイスラエル支援を行っている西側諸国に対する非難を改めて表明。「ガザの子どもたちとともに、国連システムも真実も、西側諸国が守ると主張する価値観も、より公平な世界で生きたいという人類の希望も、次々に死につつある」と述べた。その上で、イスラエル阻止に向けて「人類同盟」を結ぶよう呼びかけた。
また「停戦のために活動しているとされる人々が、イスラエルが虐殺を続けられるよう舞台裏で武器や弾薬を送り続けている。これは矛盾しており、不誠実だ」とも指摘した。
さらにイスラエルがイラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラを標的とした空爆を行う中、トルコはレバノン国民と共にあると述べた。