国連高官、ガザでの「残虐行為の終結」要請 国連職員の犠牲拡大
国連の当局者は23日、1年近くにわたりイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザにおける「恐ろしい苦しみと人道的大惨事の終結」を強く求めた。22日、パレスチナ自治区ガザで撮影(2024年 ロイター/Dawoud Abu Alkas)
Michelle Nichols
[国連 23日 ロイター] - 国連の当局者は23日、1年近くにわたりイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザにおける「恐ろしい苦しみと人道的大惨事の終結」を強く求めた。
国連児童基金(ユニセフ)や国連世界食糧計画(WFP)など国連機関の高官らは署名入りの声明で「こうした残虐行為は終わらせなければならない」と表明。人道支援活動家は、支援を必要とする人々に安全かつ妨害なくアクセスできる必要があり、「圧倒的な支援ニーズと継続的な暴力に直面している状態で、仕事を遂行することはできない」と述べた。
国連によると、ガザで300人近い人道支援団体の職員が殺害されており、国連職員がその3分の2強を占める。
一方、イスラエル軍は、民間人に対する被害を軽減するための数多くの措置を講じており、ガザ地区での戦闘での死者数の3分の1以上は戦闘員だと主張している。