米下院議長、修正つなぎ予算案提示 25日の採決目指す
米議会下院のジョンソン議長(写真)は22日、今月末の予算切れによる政府機関の一部閉鎖の回避に向け、期間3カ月のつなぎ予算案を提示した。関係者によると、25日の採決を目指すという。18日撮影(2024年 ロイター/Anna Rose Layden)
[ワシントン 22日 ロイター] - 米議会下院のジョンソン議長(共和党)は22日、今月末の予算切れによる政府機関の一部閉鎖の回避に向け、期間3カ月のつなぎ予算案を提示した。大統領選挙の共和党候補トランプ前大統領が要求し、民主党が反対している移民関連の条項を除外した。関係者によると、25日の採決を目指すという。
下院は18日に期間6カ月のつなぎ予算案を否決していた。有権者登録の際に出生証明書などによる市民権の証明を各州に義務付けるという移民を念頭にした条項に民主党が反発。共和党の一部も反対にまわった。
今回のつなぎ予算案は、この条項を除外した。民主党のジェフリーズ下院院内総務は、修正案を歓迎し、超党派の合意達成に楽観的な見方を示した。
同案では、トランプ氏に対する2回の暗殺未遂事件を踏まえ、シークレット・サービス(大統領警護隊)に2億3100万ドルの追加予算を盛り込んだ。追加資金は「2024年大統領選挙活動を含む警護活動の遂行に必要な業務に充てられる」としている。