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中国人民銀、リバースレポで資金供給 14日物金利引き下げ

2024年09月23日(月)12時52分

 中国人民銀行(中央銀行)は23日、公開市場操作(オペ)で期間7日と14日のリバースレポを通じて総額2346億元(332億9000万ドル)を銀行システムに供給した。数カ月ぶりとなった14日物オペは金利を引き下げた。写真は人民元紙幣。2022年6月撮影(2024年 ロイター/Florence Lo)

[上海 23日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は23日、公開市場操作(オペ)で期間7日と14日のリバースレポを通じて総額2346億元(332億9000万ドル)を銀行システムに供給した。数カ月ぶりとなった14日物オペは金利を引き下げた。

人民銀は「四半期末の銀行システムの流動性を適切な水準に保つ」ことが目的と説明した。

内訳は7日物が1601億元、14日物が745億元。金利は7日物が1.70%で前回から変わらず。14日物は1.85%で前回の1.95%から引き下げた。

アナリストは、この資金供給オペ自体は大規模な政策緩和ではないと指摘する。

中国は通常、長期休暇前の流動性需要に対応するため14日物リバースレポを利用する。前回の利用は2月の春節前だった。

今回は10月1日から始まる国慶節の連休前となる。

保銀資産管理(ピンポイント・アセット・マネジメント)のチーフエコノミスト、張智威氏は「今回の金利引き下げについては、人民銀が金融政策をさらに緩和したというシグナルとは受け止めていない」と述べた。

その上で、人民銀が今後数カ月以内に7日物レポ金利と銀行の預金準備率を引き下げると予想。「あすの記者会見で金融監督当局の政策スタンスが明らかになるだろう」と語った。

ロイター
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