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米上院の体外受精保護法案、採決できず トランプ氏支持も共和が阻止
2024年09月18日(水)08時10分
9月17日、米上院は、体外受精の権利保護と保険適用拡大に向けた法案について、採決に進むための動議を否決した。写真は採決前に、体外受精で子どもを授かった家族の写真を掲げる民主党の上院議員。ワシントンで撮影(2024年 ロイター/Anna Rose Layden)
Moira Warburton
[ワシントン 17日 ロイター] - 米上院は17日、体外受精の権利保護と保険適用拡大に向けた法案について、採決に進むための動議を否決した。トランプ前大統領はこうした政策への支持を表明しているものの、共和党議員の多くが反対票を投じた。
採決結果は賛成51、反対44で、可決に必要な60票の賛成を得られなかった。
法案のスポンサーである民主党のタミー・ダックワース上院議員は今年2月、アラバマ州最高裁が体外受精で使用される冷凍胚を子どもと見なす判断を示したことを受け、同法案の採決を試みていた。
共和党の大統領候補トランプ氏は先月、大統領選で当選した場合、体外受精による不妊治療の費用を政府か保険会社が負担することを義務付けると表明。一方、共和党強硬派の間ではこの治療法に異論もある。