カナダ補欠選挙で与党敗北、トルドー首相への辞任圧力増す見通し
カナダ選挙管理委員会が17日発表した暫定結果によると、モントリオールのラサール・エマール・ヴェルダン選挙区の補欠選挙で与党自由党が敗北した。盤石とされてきた選挙区での敗北でトルドー首相(写真)への辞任圧力が増すとみられている。議会で16日撮影。(2024年 ロイター/Blair Gable)
David Ljunggren
[オタワ 17日 ロイター] - カナダ選挙管理委員会が17日発表した暫定結果によると、モントリオールのラサール・エマール・ヴェルダン選挙区の補欠選挙で与党自由党が敗北した。盤石とされてきた選挙区での敗北でトルドー首相への辞任圧力が増すとみられている。
開票100%時点で自由党のローラ・パレスティーニ候補はケベック連合のルイ・フィリップ・ソーベ候補に敗れ2位となっている。
パレスティーニ氏の得票率は27.2%、ソーベ候補は28%、新民主党の候補は26.1%だった。補欠選挙は自由党議員の辞任を受けて実施された。
この結果を受け、在任約9年で人気を失っているトルドー氏の政治生命がさらに注目されることになる。
トルドー首相は2025年10月末までに実施される選挙で党を率いると強調しているが、一部の自由党議員は党首交代を求めて離党している。