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フィリピン、南シナ海巡り中国と協議 緊張緩和策の模索で合意 

2024年09月12日(木)12時34分

 9月12日、フィリピン外務省は、南シナ海のサビナ礁に関するフィリピンの立場を再確認するとともに、この地域の緊張を緩和する方法を探ることで中国と合意したと発表した。写真は両国の旗。北京で2017年1月撮影(2024 ロイター/Damir Sagolj)

Mikhail Flores Karen Lema

[マニラ 12日 ロイター] - フィリピン外務省は12日、南シナ海のサビナ礁に関するフィリピンの立場を再確認するとともに、この地域の緊張を緩和する方法を探ることで中国と合意したと発表した。

外務省は、中国と11日に中国において二国間協議メカニズムに基づく再協議を行い、「協力分野、特にホットラインメカニズムや沿岸警備協力、海洋科学技術の協力に関する協議を継続することで合意した」と説明した。

中国外務省は11日夜に発表した声明で、フィリピンの船舶の即時撤退を改めて要求し「主権を断固として守る」と誓ったと述べた。

南シナ海を巡っては、サビナ礁でフィリピンの大型巡視船が中国海警局の船に故意に衝突されたとフィリピン側が発表するなど、緊張が高まっていた。

ロイター
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